白い丸皿はあなたの料理をひきたてる、私のおススメする一枚です。
料理のキャンバス、又は作った料理を送り出す純白のウェディングドレスといってもいいでしょう。
ホテルのレストランや街のフレンチレストランでも使っている皿は白ですね。
それほど、白い皿というのは料理を引き立てるのに大事な小道具なんです。
私が若き頃、三国清美さんという新進気鋭のシェフが彗星のごとく出現しました。
日本のホテルを出て海外で修行。
私は彼の最初の料理本を誕生日プレゼントとして友人からもらったのですが、本の中の料理は全て白い皿に盛られていました。
その盛り付けの美しいこと。
ピーンと磨かれた白い皿だからこそ、料理が際立つのだと若い私は思いました。
白い皿といっても、「白」にもいろいろあります。
ちょっと黒が入ったグレーかがった白から乳白色の白まで。
チャンスがあったら店で色々な白い皿を比べてみてください。
いろいろな白があるのがわかりますよ。
やはり高級そうに見えるのは乳白色。
巷ではiittalaイッタラのティーマが人気ですが、私がおススメするのは
iittalaのサルヤトン。
ティーマのエッジのあるフチに比べ丸みのあるサルヤトンのフォルム。
一気に料理がエレガントに演出できます。
大きさは26cmぐらいがいい。
「大は小を兼ねない」時も私はあると思うのですが、この皿の場合は「大は小を兼ねる」と思います。
小さな皿に目いっぱい盛るよりも、大き目の皿に余裕を持って盛ったほうが上品に見える。
そして、このエッジのない皿はベースプレートとして、上に小さ目の皿を乗せて豪華に演出することもできます。
それこそティーマを重ねてもいいと思うのです。
「普通の料理がおしゃれに変身する気がする」「絶妙なフォルムがなんとも素敵」と来客用に購入する人も多そう。
乳白色の白い皿は一枚持っていて損のないものだと思います。